やどりき水源林ニュース 第35号

2006年4月


ジュウガツザクラ 春も沢山の花をつけます。
水源林のゲート前で出迎えてくれます。

マメザクラが咲き始めました。4月2日
 フジザクラという別名もあります。


ヤマルリソウ  3月21日

タチツボスミレ
 4月2日は、時折霧雨が降る
お天気。でも10日前にはなかなか見つからなかった花が一斉に咲き始めていました。
 キブシは、かんざしのような花が目立ちます。ミツマタもやさしい香りを放っています。これからは、ヤマブキの黄色が入ってきます。

ウグイスカグラ  4月2日

ミツマタ  4月2日


キブシ  4月2日

春の短き命 スプリング・エフェメラル (spring ephemeral)

 カタクリのように、春早くに花を咲かせ、ほかの植物が勢いをつけるころには地上から姿を消す植物を、スプリング・エフェメラルと呼びますが、昆虫にもそんな仲間がいます。
3月21日のやどりき水源林は、9時の気温4℃、晴れの気持ち良い日。この子達に出会えました


コツバメ
シックな装いのこの子。
表側はきれいな青だとか。

スギタニルリシジミ
渓流沿いで、フキノトウやキブシの蜜を吸います。

ビロードツリアブ
日光浴中。ホバリングしながら花の蜜を吸います。

 山の斜面の水がしみ出ている所では、苔を伝わって水滴がポトン、ポトンとゆっくり落ちていました。土にしみ込んだ雨水が、長い時間をかけて山からしみ出てきたのです。川のはじまりです。

 近くの水溜りでは、小さな命が誕生していました。
 ヤマアカガエルと思われるオタマジャクシです。卵も残っていましたので、生まれたばかりでしょうか。


イワタバコ


ヤブレガサ
春を待っていたように顔を出してきました。


さる3月19日「森の案内人」の総会が行われました。 今年度もやどりき水源林でお待ちしております。