やどりき水源林ニュース 第14号

2004年7月

梅雨のやどりき水源林

晴れるとの予報で取材の日に決めた6月30日。ところが当日は台風の影響であいにくの雨となり、がっかりでした。でも水源林はスギやヒノキの香りに満ちていて、雨も決して悪くはなかったです。

 台風後の寄沢の様子。
前回の台風で流れが大きく変わっていました。
大きな石も動かしてしまう水の威力にいつもびっくり。
流木も多く、集会棟前の橋も流されてしまいました。

  



見えるかな?雨に光るクモの巣のアーチ。
住人はいないみたい。何と林道を横切って掛けられていたのです。キラキラ輝いて・・・!


ムササビの食べ痕かな?(コクサギの葉)
コクサギのにおいは好きなのかなあ?
雨の中、後沢で見つけました。

何と午後には急速に晴れ上がって来て、それを待っていたかのように虫たちが出てきたのです。濡れたからだを乾かそうとでもしているように・・・。きっと梅雨明けを楽しみに待っているのですね。

「雨後のタケノコ」ではなく 「雨後の虫・虫?・・・」


イチモンジチョウ
晴れ上がった空に翅(ハネ)を広げて・・

イチモンジチョウ
左の写真を正面から見たもの


スジコガネ

アカタテハ

キマワリ


ヤマトシジミ

カワトンボ


ヒシバッタとオバボタル
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お洒落なクモ(同定・未)
細くて長〜い脚が見えるかな?


トホシカメムシ

ヒナバッタ

これなあに?

アカスジシロコケガのさなぎ
幼虫時の毛を活用した網でさなぎを守っている。

キバナノショウキラン(ラン科)
珍しく数箇所で見られました。