やどりき水源林ニュース 第17号

2004年10月

水と花と結実の秋

  超強力な台風22号が通過した翌日(10月10日)の やどりき水源林です。台風一過の秋晴れを期待しましたが、小雨模様のあいにくの天候でした.。しかし、草木は色とりどりの花や実をつけ、みずみずしい姿で我々を迎えてくれました。 

  寄沢は今までになく増水し、広場からAコースへ行く橋は流失し(左図)、林道上部からAコースへは とても渡れる状態ではありませんでした(下図)。
しかし、水量多いが水は濁っていません、いい森があるからこそでしょう。
また、Bコースは途中、数箇所で倒木により道がふさがれていました。


Bコースの途中、スギの倒木でクロモジが倒されていた。倒木を切断しコースを整備する。

Bコースにあるこの沢は、大雨のたびに浸食されていたが、治山工事により被害を受けずにすんだ。

紅葉にはまだ早いこの時期ですが、よく見ると小さな草々は色とりどりの花をつけ、木々は実をつけていました。

【ホトトギス】 小さな株が多く見られた

【アキノキリンソウ】 小さくつつましく咲いていた


【シロヨメナ】 春には山菜料理として利用する

【ハダカホウズキ】 普段目立たないが今日の主役


【サンショウの実】 赤い球果から黒い実がのぞく

【クサギの実】 果実は染料に使われる


【アケビの実】 秋の山野を代表する自然のめぐみ

【シラカシの実】 代表的なドングリの一種