7.森の工作・ゲーム

 

竹とんぼ

 

竹とんぼ作りのコツ

①削り方

※削り方に80%ぐらいの要素があると思います。

裏面を切り取るのは図1の形にする為。
竹の裏の皮はかたくて削りにくいので、
切り取った方が作業しやすいこともあります。

広く残すのは角度をつける為。

狭く残すというより
ほとんど残さない程度まで削る。

図1の・印のところに少し厚みを残しておく
最初から鋭く削ると割れやすいので注意
後でサンドぺーパーで丸く仕上げる。

②バランスのとり方

※左石の重さのバランスをとることで、飛び方がかなり良くなります。

羽根と軸のバランスは羽根より1cm位のところでバランスがとれればいいと思います。
飛ぱしてみて上のほうがY字のようにブレるときは穴が中心になっていないので左右長い方を削って調整する。
羽根の左右の重さのバランスは竹筒の上などに乗せてみて重い方を削って調整する。

③色つけ 顔料系水性フェルトペンで塗って、水性ニス(スプレー式)で仕上げる。

④飛ばし方 必ず右手を前に出して手からはなすこと。

 

総じて竹とんぽ作りは意外と難しいものです。イべントで竹とんぼをするときは

  1. 道具の使い方を体験させる(ナイフの使い方)子どもに軍手をはめさせるとかえって作業しにくいので、ゆびなしの滑りどめのついた作業用のてぶくろがいいのではないか。
  2. 竹とんぼのバランスのとり方を説明する。
  3. 飛ばして遊ぶ。の三点ぐらいかと思います。


竹とんぼは中心が軽く両サイドが重いほうが良く回転するので(図2)のような形のものが良く飛ぶようです。売っている50円の竹とんぼをよく見てみると中心より出たところから削りはじめ、両サイドの方は厚く残し工夫していました。(図3)

作成:神奈川県森林インストラクター 米本さん